オオクワOnlineでは、お買い上げいただいたオオクワガタを
元気に育てて下さいね!

 

越冬について

   ”成虫の越冬方法について”

  10月の中旬を過ぎるとだんだんと涼しくなり、クワガタの活動も鈍く、エサの消費も少なくなり、
  マットに潜って、出てこなくなると越冬の準備にかかる。
 加水した新しいマットと交換し、保管場所は暖房の入らない場所に置く。エサは、必ず1個入れておく。
 マットが乾燥しないように、ケースとふたの間にナイロンをはさみ、小さな空気穴を数箇所あける。
 そのまま、ふたをしておくと乾燥が防ぎやすい。あとは時々様子を見ながら、越冬させる。

 


オオクワガタのブリーディングについて

第1回

最近、オオクワガタは環境破壊や乱獲によりほとんど採取しづらくなりましたが、人工養殖が近年盛んになり、
飼育方法についても研究され、ポイントさえつかめば誰にでも簡単に飼育、繁殖ができるようになった。

それでは、ブリーディングがしたいと思ったら、まず次のものを用意してください。
飼育ケース、産卵材、埋め込みマット、エサ皿、昆虫ゼリー、成虫になってから4ヶ月以上経過したオスとメス。
これらはすべて、昆虫専門店にて販売しています。
次回は、ブリーディングのセットについて説明します。

 

第2回

 ブリーディングを始めるにあたり、まず必要な用品については、特大ケース、産卵材、埋め込みマット、エサ皿、昆虫ゼリーが必要であり, これらの用品については、昆虫専門店、ホームセンターなどで購入できます。

 次にセットの仕方についてですが、特大ケースに水を張り、産卵材を完全に水没させる。(約6〜24時間)
その後、産卵材を引き上げ、30分程度水切りをする。
特大ケースの底に2cm程度、湿らせたマットを敷き、その上に産卵材を寝かせて入れる。
ケースと産卵材の隙間を埋め込みマットで埋め、産卵材を見えなくする。
中央にゼリーを入れたエサ皿を置く。
オスとメスを入れ、セット完了です。置く場所としては、温度変化が小さく、薄暗いところがあれば最適です。

 次回は、幼虫の取り出しについてお話しましょう。

 

第3回

  ”幼虫の取り出しについて”
 セットしてから 約2ヶ月半から3ヶ月までに産卵材を取り出し、慎重に産卵材を手で割る。
 (手で割れない場合は、ナタ等で慎重に産卵材の端から割っていく。)
 卵が出てきた場合は、小ケースに加水した幼虫マットを入れ、羽化を待つ。

  ”幼虫飼育について”
 先ず、幼虫用飼育ケースに加水した幼虫マットを詰め、上からすりこ木棒などで強く押し固める。
 8割程度入ったところで、中心に2cm程度のくぼみをつけ、そこに幼虫を入れる。
 ケースとふたの間にティシュペーパー1枚をはさみ、ふたをする。
 幼虫の保管場所としては、暗くて静かな場所に保管する。

 次回は、”幼虫をより大きく育てる方法について”です。

 

第4回
  ”幼虫をより大きく育てるポイント”

@ 取り出し幼虫は、できるだけ初令幼虫を使う。

A 飼育温度については、マット飼育の場合、かなりの温度幅で飼育でき、15℃〜25℃の範囲で
  飼育することで大きく育つ。(特に19℃〜23℃がもっとも良い。)

  裏技
  11月から3月までは、どうしても部屋の温度を保つことが困難な場合、
  できるだけ部屋の上のほう(天井に近いところ)に棚を作り、そこに幼虫を保管する。

B 幼虫のエサ交換は、3ヶ月に1回は交換した方が良い。
  ただし、幼虫によっては3ヶ月エサが持たない場合もありますから気をつけること。

 ”次回は、幼虫のオス、メスの判別方法と育て方です。”

 

第5回
  ”幼虫のオス、メスの判別の仕方” 

1令幼虫の後半になれば、メスの場合下から2節目に黄色い点が2個見えるようになります。
これが卵巣マークですので、確率的にはほぼメスに間違いありません。
オスについては、マークはありません。
オス、メスの判別ができれば、より効果的なエサ交換によりサイズを大きくする可能性も膨らんできます。

以上でブリーディングについて基本的な話を終わります。

 

連載クワガタについて。(第1回〜第4回)

第1回

  現在、日本全国に棲息するクワガタ虫の種類、37種類であり、私たちの身近で見られる代表種としては、”ミヤマクワガタ”、”ノコギリクワガタ”、”ヒラタクワガタ”、”コクワガタ”そして、野外ではなかなか見る事ができなくなった、”オオクワガタ”がいます。
今回は、”ミヤマクワガタ”についてお話します。

分布は、北海道から九州地方のやや山地性であり、広い範囲で、ごく普通に見られます。
成虫は、昼行性で、日中に樹液を吸い、夜間は樹上に潜んでいることが多いです。
比較的短命で、野外成虫が越冬する事はありません。
飼育上の注意点は、山地性のため、特に暑さに弱いので、30度を超えないところで飼育します。
ブリーディングについては、やや難しいです。

 

第2回

今回は、”ノコギリクワガタ”についてのお話です。

ノコギリクワガタ の分布としては、北海道から九州まで幅広く棲息し、低地を中心とした雑木林に普通に見られます。

体色は、赤褐色でオスは大きさにより、大アゴの形状が著しく異なります。

幼虫は朽木根部や倒木底部に見られ、蛹室は土中につくり、成虫となる。 成虫は、樹上の生活を中心とし、飛行性もやや高い。野外での寿命は、比較的短く、多くは2〜3ヶ月ほどで死んでしまいます。 ブリ-ディングについては、比較的簡単です。

 

 

第3回

今回は、ヒラタクワガタについてです。

ヒラタクワガタの分布については、北海道を除き、ほぼ日本全土に棲息し、本土に見られる個体にはどの地域も目立った差異はない。

しかし、離島に産する個体はそれぞれの特徴を備える。幼虫は、朽木根部や倒木の底部に見られる。野外での寿命は、およそ2年ぐらいです。

ブリ-ディングについては比較的簡単である。 次回からは、いよいよオオクワガタに入っていきます。

 

第4回

クワガタの中で、もっとも人気があるのがオオクワガタである。
広い範囲に分布しているものの、棲息地域は局地的である。
主な産地として、山梨県、大阪府能勢、福島県、佐賀県、岡山県などがあるが、乱獲が進み棲息数は年々減少している。

オオクワガタの成虫は、警戒心が強くもっぱら夜間の活動が中心で、林内よりもクヌギの大木によく見られる。
野外での寿命は、約3年です。
現在、オオクワガタを野外で採取するのは非常に困難であるが、人工養殖がマニアの間で盛んに行われているため、絶滅の心配はない。